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晴
書籍「ロケットボーイズ」、上・下巻とも読了。
久しぶりにさわやかな読後感を味わう。
- 作者: 佐竹雅昭
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/12
- メディア: 単行本
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よくわかる。
石井氏とは同郷で親近感もあったが、興行のうまみを知ってしまった
のだろう。最初は高い理念を持っていても、金が絡んでくると狂ってくる。
石井氏の狂い様は、昔からの知り合いの間で話題になっていたので、逮捕
されたと聞いても、「あっ、そう」ぐらいの感想だった。
石井氏は、佐竹君が納得して踊れる場(次のステージ)を提供してやる
べきだった。当時、脳にダメージが蓄積していたのは、テレビを通してもハッキリ
見て取れた。
植田君も、結局、人柱だったと思う。当時のセコンドは、ワセリンの使い方も
知らなかったようだ。かえすがえすも、彼の事故は残念だった。
空手のセンセイが、興行に手を出してもよいだろう。しかし、興行師的な資質を
持った人が、まず空手のセンセイから出発したことが、今回の悲劇の原因だろう。
佐竹君には、いつフラッシュバックがきても、おかしくない状態じゃないのかな。
彼の今後の健康と活躍を祈る。
石井氏も、これで終わったりはしないだろう。しかし、彼がいなくとも、やれると
感じた(元)取り巻きたちが、今後、どう出てくるか?
当時の友人たちは、皆、K-1を支持したが、体重差がありすぎるのには、
首をひねった(手プラス足も使うので、攻撃もダメージも分散されるだろうが・・・)。
俺自身、空手にどっぷりつかっていた頃(若い頃)、師匠から内弟子に
ならないかと誘われたことがある。断ったが、それが正解だったかな。
極真の分裂といい、石井氏の脱税といい、「空手バカ一代」の世代には
つらいことだ。