2004年
今日で、年内の仕事も終わり。職場の掃除も終え、机の前でぽけっとしている。
社員1500名の小企業に属しているが、見込まれて社長秘書になったものの、社長にたてついて、今は閑職に回されている。でも、そんな仕事でもやりがいはあるし、毎日、小さな喜びを見出している。不遜な考えかもしれないが、組織の中心近くにいて感じたことは、出世してどうなる?だった。わたしの自我は、出世では満足しない。一生涯何かを追い求め続けたい。
文系の大学など出るのではなかった。いきつけの散髪屋は、俺を日本料理の板前のような感じだと評していたっけ。
俺は、空手バカ一代直撃世代で、大学はもちろん東京。下宿は極真会館の近くに構え、卒業後も空手にいそしんだが、コンタクトスポーツは、やればやるほど、体が壊れるってことに気づくのに、だいぶ時間がかかった。
一生、続けられるものがよい。一生、自分を追及するものがよい。体が柔らかいので、ヨガ。自分を空間で表現できる華道。それとも家族を癒すためのリンパマッサージ、アロマセラピー、リフレクソロジー・・・・・・。竹細工や陶芸も捨てがたい。
断腸の思いだが、思い切って極真会を脱会して、真剣に上記のどれかに打ち込む時期が来たようだ。
煙草も絶った。酒も絶って、新しい何かをすべき時ではないか。そういう気持ちが日に日に強くなっている。
1年後の自分。
2年後の自分。
5年後の自分。
5年後に、何もはじめてなければ、つまらない人生が続くことになるだろう。