女房が昨日、娘を国立病院に連れて行った。

 動脈の奇形プラス血管の周りを腫瘍が取り巻く、血管腫。おまけに、医者は、こんな
大きなものは見たことがないという。

 ふとももの付け根から、動脈へのカテーテルで、部位の検査を勧められたそうだ、当然、全身麻酔で。
 腫瘍は良性だが、血管、神経を巻き込んでいるので、単純な外科手術ではとれないとのこと。

 娘が不憫で涙が流れてしまった。

 動脈へカテーテルを入れるので、確率は低いが、血管が傷ついたり、血栓により、肺塞栓などが起るおそれがあるとのこと。

 偏食ばかりしている子なので、血液もさらさらではないだろうし、のどの痛み、はれがなかなかひかない現在の状態を考えると、体の抵抗力も弱いだろう。

 まず、体のあちこちに突然できるグリグリを直し、体の抵抗力をつけてからのほうが良いと思うが、早く治療しないと、部位が足なので、体育面での発達が遅れてしまう。

 悩ましい。

 足を切ると、血が止まらないおそれがあるので、口をすっぱくして、靴下をはけと、言っているが、なかなか言うことを聞いてくれず、娘がおびえるほど、声を荒げてしまう。