春よ来い

 好天に恵まれ、雪は溶けてしまった。

 昨日の夕方は、ボタン雪。それから、みぞれに変わったので、

道路がアイスバーンになりはしないかと心配していたが、大丈夫

だった。

 昨日の夜、ハリポタの不死鳥の騎士団を読み始めたが、昔の

ように夢中になれない。物語の中に入っていけない。少し読んで、

止めてしまう。しかし、総ルビなので、息子が夢中で読み出した。

結果オーライ。


社長への報告文書を午前中に書く。生産性を高めるといっても

限度というものがある。

 呻吟しながらも、面白い話を思い出した。ふた昔まえに読んだエッセイか記事だったか、

ある日本人が、南太平洋の島々を訪れたのだが、ある島に行くと、教会があって、

白人の牧師がいた。

 牧師は常にむつかしい顔をしていて、陽気な島民と好対照だったそうだ。むしろ、

心の救済が必要なのは、その牧師のような印象を受けたという。

 
 欧米諸国、現代日本から見れば、島民の生活は貧しい限りだが、南洋なので、

果物や野菜はどんどん育つし、魚も自分たちに必要な量しか獲らないから、

飢え死にの心配はない。どの島民も陽気にやっている。


 また、こういう話も聞いたことがある。長年、電気店を経営していた

おやじが言うには、本当に生活に必要な電気器具は、電燈とラジオくらい

だろうと。

 閾値という言葉がある。ある一定の刺激を受け続けると、それ以上の

刺激にしか反応しなくなるという。

 人間の欲望には限りがないもんな。


 なんて、言っている場合ではない。給料が下がるのはいやだ。

人間の欲望の掘り起こしを、盛大にやらなければ、つまり、需要の

創造、拡大って訳。


 生産性、生産性、生産性・・・・・・。


近隣の同業他社は、幹部の減給を決めた。一般従業員の減給の

ための前振りだろう。どうか我が社に波及しないように願う。


 このままでは少子化が進み、何十年後かには、日本の人口が6千万人程度

になるという。構造的なパイの減少。

 さらに、アジアの経済センターが中国に移りつつある。多国籍企業の極東支社が

中国に移りつつある。

 技術者のお父さんは中国に、看護婦のお母さんはアメリカに出稼ぎに、

という時代が来るのでは!?


 本当の豊かさとは何か?自分も含めて、マスコミの作り出す価値観に

振り回されていないか?金は大事だ。あるに、こしたことはない。間違いない。

 でも、それだけに捕らわれるのはいやだな。


 2005・2・25/11:15〜11:30 人間日本史(NHK教育)でWFP

紹介されるというので、録画しておいた。

 改めてショックを受ける。毎日、約11、000人の子ども(5歳以下)

が死んでいるそうだ。飢死、栄養不足による罹病。戦争・戦闘に巻き込まれる。


 食料不足の最大の原因は戦争だそうだ。人間の愚かさ極まれりだな。

 弱い者にしわ寄せがいくのも、万国共通。