頭痛はなくなったので、出勤。
 今度は、直属の上司が休んでいた。


  「いくら咳をしても一人、妻に声なし」
  「遠き稲妻暗き思い出雷鳴す」
  「過ぎし日の少女よ我は老いたり、思い出のみを求めん」
  「ともに泣き笑ったひとよ許せとは言わぬ、憎め」
  「壷中に壷あり、どこまで行っても同じか」
  「酒を味わいアルコールに酔い、気持ちよく暴力を振るった日々」