晴のち雨

 天井桟敷の人々(マルセル・カルネ監督)
 学生時代の思い出の一作。今は、裁判官をしている男が
強引に薦めたので、見に行った作品。

 CSでやっていた。第一部は見逃した。

 「オルゴールは古くなっても、同じメロディを奏でるが、
                       音色は変わる」


「ええなあ!という人生」紀野一義

  素直に読めた。著者70歳の時の著。8年の歳月が、臭味を消したのか?


 子どもが春休みになったので、女房と子どもは実家に帰った。
 三日間の独身生活の始まり。

 飼犬の犬小屋を買う。

近況を実家に報告によると、知人の娘さんが自殺したらしい由。三十前の
美人だったそうだ。俺らの時代で言うと国立の一期校で臨床心理学を修め、
助教授婦人におさまっていたらしい。カウンセラーが自殺するなよ。

 交通事故死は年1万人。自殺者は3万人。後ろ向きでも良い。
前に進めばいい事もあるのに。

 自殺しようとする人に言いたい。歯をくいしばって、
地べたをはって前へ進んでいる人もいるのに、ただ生きたい、しかし
それもかなわぬ人もいるのに何で自分で死ぬ。あがいてあがきぬいて
一生終わってもそれも立派な人生だろう。



 サッカーの福西選手は3,4歳の頃、私の家の引越しを手伝いに来た彼の父
について、我が家に来たと母は言っていた。その際、福西選手の父から、正確には
祖父から盆栽を三つもらったそうだ。ドライブにも一緒に行っていたらしい。
彼の父もスポーツ万能だったらしい。

 それほどの仲だったら、俺は彼の大ファンなので、色紙を頼んでくれと、
言うと、きっぱり「いや」と言われた。
 母によると、人に頼みごとをしたり、頭を下げるのは金輪際いやな、現在の
父だそうだ。
 いいよ、それで。俸給生活者として40年生きてきたんだろう。
それでいいよ、おやじ。