児童虐待

 妻が息子を虐待していた。

 おかしいな、えらく汚い格好をしているなと思った(息子小5)。

 制服も何もかも一そろいだけ(代えなし)。友達に、汚いから

そばへ寄るなと言われたそうだ(今になってわかった)。

 制服の代えを買えと女房に言っても買わない。どうせ汚れるの

だからと、うそぶく。問い詰めると愛情が持てないと言う。

自身の息子を嫌いだと言う。


 小学校にあがる前くらいかな、元妻に抱きつきに来た彼を

彼女は突き飛ばした。説教したが聞かない。自分の生んだ子ども

に、こじきのような格好をさせ、俺の給料で自分自身を飾る。


 あんたなんか生むんじゃなかった。死ね。というのは元妻の

決まり文句だったらしい。太い湯のみで殴られたり、したそうだ。


 幸せは身近にあるが、不幸も同様。うすうすどころか、ほぼ、

気づいていたのに何とかなるだろうと思っていた自分が馬鹿だった。