ブッチャーボーイ
「ブッチャーボーイ」を観る。限りなく悲惨な話なのに、なぜか笑えてしまう。
ジョージ・オーウェルの動物農場も意識している。
人の心の安らぎ、居場所はどこにあるのだろう。
人生のさまざまな意味を暗示した作品のように思える。
昼に一杯飲んで、家の仕事。
何時間も経ってから急に涙が出てきて、止まらなくなった。
この映画の底に流れる哀しみは、「ザ・コミットメント」、
日本でいえば「泥の河」と同種のものかな?
「泥の河」と言えば、最初に観たのは、学生の時だったが、
最初から最後まで泣き通しで、隣に座ったカップルが、
唖然としながら、映画そっちのけで、俺を見ていたのを
思い出す。