ブッチャーボーイ

 「ブッチャーボーイ」を観る。限りなく悲惨な話なのに、なぜか笑えてしまう。

 ジョージ・オーウェル動物農場も意識している。

 人の心の安らぎ、居場所はどこにあるのだろう。

 人生のさまざまな意味を暗示した作品のように思える。

 1998年のベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞作品。

 
 昼に一杯飲んで、家の仕事。


何時間も経ってから急に涙が出てきて、止まらなくなった。

この映画の底に流れる哀しみは、「ザ・コミットメント」、

日本でいえば「泥の河」と同種のものかな?


 「泥の河」と言えば、最初に観たのは、学生の時だったが、

最初から最後まで泣き通しで、隣に座ったカップルが、

唖然としながら、映画そっちのけで、俺を見ていたのを

思い出す。