晴

 午前5時、久しぶりに爽快な目覚め。睡眠は時間ではなく、いかにぐっすり眠るかが
大事と思う。もう一眠りして午前8時過ぎに目覚めると、爽快感はなくなっていた。
不思議なものだ。


 眠気覚ましに、CS放送、司馬遼太郎街道をゆく」を見ていると、吉田稔麿
言及していた。案の定、池田屋事件新撰組の囲みを破り、長州藩邸に知らせるや
否や、池田屋にとって引き返し、あっさり切られてしまったとのことだが、実際は、
池田屋に引き返す途中、新撰組の勝利を知り、自害してしまったという人もいる。
 生前の松蔭が評価していただけあって、勝ち目がないのに、わざわざ引き返して
新撰組に切り込んだor自害の真偽は別として、首尾一貫した出処進退だったこと
には間違いない。
 近代日本の悲劇はここに端を発しているのではないか。攘夷志士たちの生き残り
が、明治政府を組織したが、本当に精神の爽やかな者たちは、明治維新のその過程
で大部分が死んでしまい。奸智にたけ玲瓏だったため生き残った言わば、志士の
残りかすが、近代日本の礎を築いてしまった。
 維新後、この革命に功績を持つ白石正一郎を一顧だにしなかった彼ら
の性根は、いかばかりのものなのか。


 第二次世界大戦を経て、指導層は、これまた残りかすの残りかすになってしまった
と思う。
 末端もそうじゃないのかな。ある老人が話してくれたのだが、戦争中、兵士として
勲章をもらうような人品骨柄じゃない友人が金鵄勲章をもらったそうだ。戦後、事情
を聞いてみると、激戦となった戦場で、敵と戦わず、必死!?で逃げ回っていたら部
隊は全滅、生き残ったのは自分一人、どういう経緯かは知らないが勲章が降って
きたそうだ。
 戦後の日本人の卑しさは、様々な事件、事例に示されているが、俺は内心
これを「日本の悲劇」と呼んでいる。
 何で日本人自らが、日中戦争・太平洋戦争をきちんと総括しないんだよ。
毎年、8月は、悲惨な体験談の繰り返しで、戦争責任の追求、いや、論点の整理
さえない。日本のタブーなのかよ。


 何が、ワールドスタンダードだ。アメリカンスタンダードじゃないか。
 実直で、いざ事に当たれば勇猛果敢、しかし、弱者は大事にする日本人は
どこにいった。お金は大事だが、年をある程度重ねれば、徳を少しぐらい積めよ。


 声の大きな者、恥を知らない者、他人の上前をはねることだけに汲々とする者、
もっともらしい事を言ったり行ったりするが、裏ではその品性の卑しさをむき出し
にする者、他人の欲や怒りを煽るだけ煽り内心、舌をぺろりと出している者。
そんな奴らだけが、ますます幅をきかす世の中になりつつあるように思う。
 謙譲の美徳、互譲の精神などという言葉は、今や死語になっている。

 
 何も封建主義や軍国主義の時代が良かったと言っているのではない。そんな時代
以前に日本人が持っていた純朴さに憧れる。

 
 ただ、封建や軍国時代には、TPOによって個人の権利は極端に制限された。
そうすると、個人が持っている様々な虚飾がはぎとられ、その本人の精神が
浮かび上がってくる。ただ、それだけ。引き合いに出すのが多いのは、そのため。


 祖国のために死んでいった者たちの無念は?小野田少尉は誰のために、戦後30
年間もがんばったのか。
 彼は、帰国後、一年で祖国を捨てる決意をする(ブラジルに移住した)。俺が
つくす国は、もうなくなってしまったということだろう。しかし、ブラジルで
事業に成功した彼は、もう一度祖国につくし始める。→小野田自然塾や講演会。



 靖国神社を参拝してどこが悪い。


 韓国、北朝鮮など、ずっと大陸の勢力になぶられてきたのに、ちゃんと歴史を
認識しているのかな。韓国の政権が末期になると、いつも反日キャンペーン。
いい加減あきあきしている。日本政府もいつまで反省、反省と言っているのか。

 モンゴルの侵攻が成功していれば、我々は今頃、大陸の言葉を話していたかも
しれない。半島の人々もそのお先棒を担いだことは間違いない。
 彼らの祖国が植民地になったのは、彼らの祖先がしっかりしていなかったせいも
あると思う。自分の国を守れない腰抜けが多くいたせいだろう、日本もそうだが。
 大体、日本の文化を最近まで輸入しなかったのは、負け犬根性の現われじゃない
のかな。これじゃ、将来また他国に占領されるぜ。



 反日嫌韓が問題になった時期もあったが、もう両者の関係は大衆レベル・
経済レベルでは、切っても切り離せないものになっている。
 戦争は避けるべきなのは、もう誰でもわかっている。弱者にしわ寄せが来る、
憎むべきものだと、半島を植民地化し他民族に迷惑をかけたことは、よほどの
阿呆以外は反省している。
 しかし、日常の付き合いで、半島を植民地化したことをどう思う、ときかれて
も、鼻白むだけ。従軍慰安婦などに象徴されるように、非常に迷惑をかけたの
は、すまないと思っているが、こうしつこいと嫌味の一つも言いたくなるの
が、正直なところかな。
 あなた方の昔の指導層が先見性のない阿呆で、腰抜けぞろいだったから、女の
一人も守れなかったんじゃないの、日本もそうだよ。


 中国が近い将来、韓国・日本にとって、経済的にも軍事的にも脅威に
なることは間違いない。がっちりスクラムを組んでいかなければならないのに、
もう腹を割って話し合う時期じゃないのかな。いつまでも、反日教育を続けて
いくのなら、残念なことだ。また、中国の提灯持ちでもして下さい。


「Mr.インクレディブル 」娘の選んだ映画。
 非常に気に入った。おもしろい。